17.カルアシ ・チミーのおはなし(1911年)

太って気のいい灰色リスの名前はカルアシ・チミー、奥さんはカルアシ・カアチャン。
二人はウィンダミア湖を見下ろす高台にある鬱蒼とした林に住んでいます。
冬支度のためにせっせと胡桃を貯めていたチミーは、胡桃を横取りしたと仲間に勘違いされ木の穴に押し込まれてしまいます。
カアチャンも必死にチミーを探すのですが見つかりません。
チミーは先に穴に居たシマリスのチピー・ハッキーに勧められるままに胡桃を食べすぎ太ってしまい、穴から出られなくなりました。
大嵐がおこり木のてっぺんが折れて、チミーは探しに来たカアチャンと仲良く帰りますが、チピーは隠れる場所がなくなったのに奥さんと帰ることを拒み野宿していましたが、熊が現れ帰る羽目になり家に戻りましたが風邪を引いてしまっていて、もっと辛い思いをすることになりました。
身につまされるお話ですね。